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過去のカメラだんぎは以下のとおりです。
ミノルタ dimage-X
ソニー DSC-P1
キャノン IXY Digital
オリンパス CAMEDIA C-1400L
キャノン G2
AXIA iX-1
カシオ QV3000-EX
ニコン COOLPix900

カメラだんぎ

◆カメラ一覧 


 ミノルタ RD-3000


ミノルタがプロ用上級ディジタルカメラとして発売した一眼レフ式ディジタルカメラです。

最初に目にした時、その異様な形に脅かせる雰囲気を持っています。当時発売されていた、一般的なディジタルカメラに使われていた150万画素のCCDを2枚使って270万画素の性能を得ています。CCDは高画素になるほど製造の歩留まりが急速に悪くなるため、その価格も高価になります。  

ミノルタRD-3000前面

2倍の画素のCCD1枚は、半分の画素のCCD2枚よりも大幅に高価でかなり複雑な光学系や電子回路を組み合わせても経済的になると判断したのでしょう。実際にも同じ時代の同じ画素数のニコンD1よりも安価に売り出された事でも、経済的に組みあがった事が想像されます。

ミノルタRD-3000側面、上面

しかし、光学系で頑張ったため、その形は普通のカメラからちょっとかけ離れた外観となり、前から見ればAPSカメラのように見えても、横から見ると中版カメラのようにも見えます。以前青森駅で夜行列車を撮っていたらEOSを抱えた外人から、「そりゃ、何と言うカメラだ?」と根掘り葉掘り質問されました。

外形は異質でも実際に撮影する時は意外なほど安定感があり、かなり自然な扱いが出来ます。APSのレンズを利用している割には小型でも無いし、軽くもありませんが、プロ用カメラだと思うと十分信頼感を感じたりするものです。

APS用のレンズは見かけ以上に優秀で、撮った写真が予想以上にシャープでいい雰囲気になる事が少なくなく、愛用のカメラの代表になってしまいました。撮った画像も妙な誇張の無い自然な色で安心感があると同時に後々の補正も有効に生きてきます。

ただ、複雑な光学系のためか、レンズの開放絞りが使えないのが、最大のウィークポイントに感じています。明るい単焦点レンズでも使えると面白いだろうにと何度も思ってしまいました。

このカメラの利用するAPSレンズは今全く人気が無く、交換レンズが驚くほど安価に入手出来るのも興味深い点で、何とかこの後継機種を作ってもらえないかと、はかない期待をしています。

特にAPS用レンズは防滴性が確保されており、ボディにも防滴性があれば応用範囲が広がり、一般的な評価も高くなるのではないかと思えます。今となっては忘れ去られたようなAPS一眼レフを見るとあのボディにCCDさえ組込めば簡単にコンパクト高級一眼レフが産まれそうで、ミノルタさんにお願いしたくなるのは私だけなのでしょうか。