何でもレポート


さらに古い、電子レンジ



 今、我が家でもっとも年代ものの家電製品はMA社製の電子レンジになりそうです。
 間違いなく30年を経過して、今も朝昼晩とこき使われているのですが、今のところ問題なく動いています。
 何度か、60Hzと50Hzのエリアを転勤したのでその度に大きく、重いトランスの交換もしましたが、あまり可動部分が多くないせいか、あまりトラブルも無く動き続けています。

 今の電子レンジに比べるととんでもなく重いのですが、この当時は電磁波の漏れについて大変神経質だったのか、効果的な遮蔽方法を見つけられなかったのか、回りを重い金属の遮蔽板が取り囲んでいます。ドアパネルの回りにすら厚い遮蔽板が入っています。

 また、現代の電子レンジは高圧を発生するトランスも効率の良いインバーター方式になっているようで、銅と鉄の塊のトランスが小さくなって軽くなっているようです。我が家の機械は重さと同時に外形寸法も大きいのでいかにも大きなパワーがありそうなのですが、効率が悪く実際に加熱に回るエネルギーは大きくなさそうです。料理番組で言われる「何分間チンする!」の時間より長めにかかるような気がします。その余分なエネルギーを吸収するために大きな遮蔽やトランスが必要なのかもしれません。

 この電子レンジのトランスを交換するときはサービスステーションにお願いすると取り替えてもらえるのですが、古いトランスは引き取ってもらって経済的になるのですが、それでも出張費用を払わなければならず、2度目からは全責任を持ってやりますからと無理にお願いして部品だけを貰って自分で交換していました。今度引っ越すようなことがあってももう無理でしょうが。

 このレンジも全くノントラブルかと言うと一度、内部に付けてあるヒューズが緩み、起動しなくなったことがあります。中に簡単な配線図が張り付けてあり、大変参考になりました。昔はテレビやオーディオでも回路図が付けてあるものもあり、ちょっとした修理には大いに助かるのですが、最近はほとんど見かけなくなったような気がします。素人に触られて事故が起きると製造者責任の問題があるから絶対に触って欲しくないと言うことや、細かい仕様書変更したときのサポートが大変だとか、少しでもコストを切り詰めたいとか、付けておいても役に立つ機会はほとんど無いのだからとか(これが一番の理由かもしれない)いろいろあるのでしょう。

 地方都市ではサービスステーションが消えて行き、メーカーのサービス体制もどんどんさびしくなっている現状では、修理の手がかりとなるものはどこかへ入れておいて欲しいものです。
 
 最近でもありませんが、電子レンジが回らなくなったので見てくれないかと言われたことが何度かありますが、ターンテーブルを回すベルトが切れて回らなくなったものでした。マグネトロンを冷却するファンと共用して長い細いベルトで回すようにしていましたが、高温になったり、蒸気をかぶるような環境でなかなか大変だなという感じがしました。しかし、あまり頑丈なベルトにしてターンテーブルが回らなくなった時、ファンまで止まるとそれも怖いなということでしょう。
 それに比べて我が家のふるーい機械はターンテーブルも回らない単純なものだけに壊れないのでしょう。早く壊れてくれれば、便利な機械を買えるのにと待ち続けている我が家の料理人の望みがいつかなえられることやら・?


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