RX−8の販売戦略


 RX−8の販売方法は異例続きで、発売になったら最初に買ってみるかと思っていた私にも戸惑い気味です。
 そのうち現者でも見てからなんて考えていたらずっと出遅れていました。


販売方法

 2003年初めに発売すると言う話を聞いたのはいつだったでしょう。2年以上も前から発売すると言う話や、車そのものを公開してしまったのでは発売の時の新鮮なイメージはなくなってしまって衝動買いが少なくなってしまって売上に影響しないか気になりました。
 車もファッション的な要素が少なくなく、新しいものをパッと見せられるといろいろな意外性だけでついつい欲しくなるものです。
 しばらくして冷静になると、さほどでもなくなってどうしてあんなに興奮してしまったのだろうと不思議になるくらいです。だから、自動車だけでなく新しいものの発売はできるだけある日突然という形゛で発表している場合がほとんどです。
 でも、RX−8の場合は発売のずっと以前から試乗記が出回り、普通であれば新鮮味がなくなってしまいそうで、店頭に出たときにはわざわざ見に行かなくても情報は、十分分かっていると言いたくなるほどでした。

 それでもやっと待ちに待った新車発表をしても店頭には車もなければ、カタログもない。価格表のコピーとセールスマニュアルがある程度で書店で売っている自動車雑誌の方が余程情報が豊富でした。私に付き合ってくれたセールさんだけでないでしょうが、あまり情報も回っていないようで細かいことを聞くのが気の毒な感じでした。
 それでもバックオーダーを5000台も抱えているという情報なので、工場はどうなっているのか果たして実際に車が作られているのか心配になっていました。
 一時は約束した新車の引渡しが遅れそうだというニュースまで出て、何かトラブルでも抱えているのではないかと考えたのは私だけではないでしょう。
 そのうち、引渡しは4月後半から店頭展示は5月からという予定を聞くと、「うーーん、これも販売戦略かいな?!」とうなってしまいました。
 展示車や試乗車を店頭に置き、豪華なカタログをどんどんばら撒くと言うのはかなりの費用がかかるでしょう。直接販売に繋がるならいいのですが、広告宣伝費としては大変な額になります。
 それをやらないで、かなりの車を売ることで、街中に目立つように走らせると大きな広告効果が期待できます。見たくても店頭にもない話題の車は街中で大変注目されるでしょうから、乗っている人は心ならずも大変満足感があるでしょう。(だいたいこんな車を現車も確認しないで買うような人は少なからず人に見て欲しいものでしょう)

 事前のマスコミに対する試乗会も、様々な紙上を賑わせたことを見ると大変な広告効果で、様々なイベントを設定し記者を招待しているでしょうが、その効果は貧乏なマツダが出せる広告費では不可能なほどではなかったのではないかと推測できます。
 自動車の試乗会では記者をアメリカやヨーロッパの一流ホテルへ招待し、様々なもてなしをしてメーカーの用意した記事原稿をそのまま記事にしてもらうなんて事は珍しいことではないということを聞きますが、今回のRX−8の記事をすべて書いてもらおうとすると大変なことになるのではないでしょうか。

 スポーツカーを今の日本で月に1000台が売れるかどうか、今の市場動向から判断すると容易なものではないとメーカーの人間が一番感じているのではないでしょうか。そんな中、貧乏に喘いでいるマツダの状況ではとても大きな広告予算を用意できないでしょうから様々なメディアがどんどん書いてくれることは素晴らしいことです。まあ、取り上げられるだけの素材だったからでしょうが。

 これから海外の販売も始まり、しばらくは新車効果が期待できるでしょうが、国内でも衝動買いした人達(該当しそうな人があればすみません失礼な表現で!)が一巡すればどのような販売戦略になるか気になります。その時には今まで稼いだお金でどんどん宣伝をしたり、値引きをしたりが常套手段かもしれませんが、どうも賛成したくないですね。マツダの看板として作った車なのだから叩き売りはしないで、欲しい人に分かってもらえる車としてじっくり育てて欲しいですね。
 

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Shinzo TAKECHI Matsuyama Ehime

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