アイディアボックス


 ホテルの静電気

ホテルでぱちり

 このところ歳のせいか、大してハードとも言えないスケジュールでも、何かしらくたびれて元気の出ない事が少なくありません。
 今日は都内のメーカーさんとの打ち合わせが早く終わり、そのままホテルにチェックインするのも、物足らないような気もしましたが、たまには早 めに部屋でのんびりするのもいいだろうとホテルに向かいました。
 ホテルのレストランは一人で食事すると、どうも手持ちぶさたになって落着かないし、回りのグループ連れにも白けさせるような感じがしてあまり 利用しません。
 しかし、今回は早々とホテルに入ってしまって、もう一度外出する気にもなれないのでレストランへ行く事にしました。部屋に置いてあったメ ニューもホテルにしては庶民的なメニューが出ていて、これなら気楽に行けそうと思ったのも思い付いた理由でした。
 レストランにはスリッパでは行けないので、靴を履いて、一応スーツを着て出かけるとなるとちょっとおっくうになるのは本音です。
 部屋を出る時、ドアノブに触ろうとするとパチッと静電気ショックです。
 やれやれと思いながらエレベーターに行き、エレベーターのボタンに触ろうとするとまたもやバチバチっです。
 このホテルはやけに横に長いホテルでレストランまで距離は結構あります。レストランにたどり着いてドアに手を伸ばすとまたまたバチーンと火花 が飛び出しました。
 グラスビールがサービスに付いていて、渇いた喉に大変気持ちよく、食事も程々のボリュームで払った代金からすると十分満足でした。
 ちょっとだけ気分良くなってエレベーターまで来るとまたもやバチーン!、ちょっと目を覚ましてしまいました。
 部屋のドアノブにもパチッとやられ、静電気ショックのフルコースでした。どうして今日はこんなにひどい目に合うのでしょう。
 冬の晴れた日だけに空気は乾ききって、ホテルのフロアは全てカーペットに覆われているし、私の靴の底は合成樹脂製のようだし、歩く廊下は長い と来ているので静電気がチャージされる要因がそろっているようです。
 こんな時は金属の手でノブに触る前にはルームキー(金属でないと意味はありませんが)をノブに触れると直接ショックを受けなくてすみますが、 あわてものの私には失敗ばかりです。
 でも、ホテルの設備の改良で静電気が防止できないものかと考えて見ました。
 ・フロアを静電気の貯まらない材質に変える。カーペットの素材を導電性のものにするとか、フローリングにしてしまう。
 ・ドアノブの材質を導電性でないものにする。表面に木目をプリントした金属なんていうのは駄目でしょうが!
 ・ショックを受けやすいスイッチやドアノブの周辺の床に細い針金のようなものを敷いておき、静電気を逃がす。
 ・上記の場所にはスチームスプレーを置いておき湿度を上げて静電気を逃がす。
 どちらにしても全部の部屋で効果のある方法は簡単ではなさそうですね。
 何度やっても同じ事を繰り返す方が悪いのかもしれません。

 どちらにしてもいいアイディアがあればホテルへ売りまくりませんか。

TOPへ戻る