e−Japan
政府が先導的な技術の育成を行い、熾烈な競争が繰り広げられているIT社会で日本の優位性を出そうとしたり、ディジタルデバイドの対策を推進したり、様々な指針を示されています。
直接、政府の機関が手を下すのではなく、資金の支援や、税制的な支援をしたり、方向性を示すことで技術の集約を画策したり様々な施策が行われています。
首相官邸から出されているe−Japanの施策は平成13年度からその時々に応じた重点計画が発表されています。
当初はいかにネットワークを充実するかがあげられていましたが、Yahoo−BBの強引とも思われる推進などもあり、日本のADSLは世界1安価な回線が予定以上に拡充され、現在はアプリケーションが主体にあげられています。
目標が当初は単純で明確なもので実現も力ずくで可能なものでしたが、平成16年度には加速化パッケージとか、先導的7分野など多くの項目が示されています。細かくなるに従って実現には様々な課題が出てきて、外野席から見てもそんなに簡単に実現は難しいと思われるものが少なくないと思えます。
私の調査しているホームネットワークに関連する分野も先導的7分野の中の生活や医療・食・知等の分野に関連しますが、どれもがそれほど単純にできるものではないと思えることが少なくありません。
ごく一部分だけを実現することは今すぐにでも可能ですが、様々な機能を有機的に結合して効果的、経済的に幅広く実現するには多くの課題がありそうに思えます。逆に一部の機能だけなら現在でも実現しているサービスが少なくありません。
マスコミなどでは一部のメニューだけを取り上げてばら色の世界がすぐ実現するように見せている場合もあちこちで見られるが、意外に道は遠いかもしれない。
しかし、ここではあまり見られなかったゲームやエンターテイメントの分野では大きな変化があるかもしれない。